バングラデッシュから
移住してきた
スタッフもいるんですよ。
松本夕美 さん
金泉ニット株式会社
葛尾村にある金泉ニット福島工場のマネージャーを務め、毎日自宅がある田村市都島町から通勤している。
「随時スタッフを募集しているので、興味がある方は工場へ足を運んでみてください!」




両立できそうだなって。
金泉ニットは、愛知県岡崎市に本社工場をかまえるニットウェア製造販売会社。2018年に、葛尾村の産業団地に福島工場を新設しました。福島工場には、「ホールガーメント」という機械が35台あって、毎日それでニットを編み上げているんです。うちのニットの特徴は、縫い目がないこと。だいたいニットって、肩の部分を縫い合わせたりしているでしょ?あれがないんですよ。ホールガーメントって、無縫製っていう意味なんですけど。
だから、伸縮性がよくて着心地がいいんです。つくっているニット製品は、OEMもあればオリジナルブランドも手がけています。「葛尾村復興交流館あぜりあ」にも、金泉ニットの商品を置いてもらっているので、気になる方はぜひ手にとってみてくださいね!

そもそも、わたしは葛尾村のとなりにある都路町出身なんです。前は、特別養護老人ホームで福祉の仕事をしていたんですけど夜勤もあったし、子育てとのバランスを考えたときに、子どもに何かあったときにすぐ駆けつけられるような職場環境がいいなと考えていて。そこで知ったのが金泉ニットだったんですよね。ここなら、家から車で10分くらいで来れるし、まあ冬場はちょっと雪が降ったりするけど、そんなに不便じゃない。ここなら子育てと両立しながら働けると思って、2018年に入社しました。


だからニットもふわふわになっちゃう。
ここで働き始めてから知ったことなんですけど、葛尾村って水がいいらしんです。それも、「超軟水」みたいで。ニットの製造工程のなかに洗濯があるんですけど、ここの山水で洗うとニットの手触りがよくなるんです。金泉ニットはこの工場以外にも、東京・愛知に工場がありますが、葛尾村でつくったニットは特に風合いがよく仕上がる。これはやっぱり、水がいいからだと思います。
ニットを編むのは機械でやっていますが、商品サンプルをつくる企画担当、機械をパソコンで管理するエンジニア、編み上がったニットの糸しまつをする縫製スタッフ、出荷の手配をするスタッフなど、いろんな役割の人が働いています。なかには縫製業に携わっていた経験者もいるけれど、未経験でも問題ないですよ。移住を考えている人って、仕事をどうしようか悩んでいる人もいると思います。もし金泉ニットに興味を持ってくれたなら、ぜひ一度工場へ足を運んでほしいです。工場をご案内できますし、随時スタッフも募集しています!


みんなでビュフェ的な昼食も、たまには。
ランチタイムも重要なコミュニケーション。
やっぱり「笑顔」って大事なんで。



いつもは私と遠藤さんとで協力・分担していて、自宅で仕込んだものを持ってくるんだけど、今日は取材するって聞いてたからみなさんの分も!ということで今回は私・遠藤さんの他に、パートの明美さんがサラダを担当、バングラデッシュのスタッフも協力してくれました〜!和え物、炒めもの、カレー、漬物・・・10品くらいはあるんじゃない?スイーツの種類もいっぱいある!




うちには、バングラデシュ出身のスタッフもいるんですよ。ちなみに今日はバングラデシュ料理も持って来てくれていますね(笑)。やっぱりあっちはカレーの味付けが多いのかな。ご飯なんかもカレーの風味。日本では珍しい味付けでちょっとスパイシーでおいしい!ここはアットホームというか、和気あいあいとした雰囲気だと思います。こんなふうに、母国の料理を食べ合っていろいろな話をしてお昼時間が過ぎていく。いろんな人がいるってところも働いていて楽しいですね〜。

ある日の1日の過ごし方
- 5:30
- 起床〜準備
- 8:00
- 出勤・朝礼
- 8:30
- そうじ・事務作業・現場等
- 12:00
- お昼ご飯
- 12:50
- 外まわり・現場サポート
- 17:30
- 終業/帰宅
- 19:00
- 夕飯
- 21:00
- お風呂
- 23:00
- 就寝


[2022年1月取材]