年始に社員みんなで
今年の抱負を
書初めするんです。
豊岡つかさ さん
地域おこし協力隊
福島県福島市出身。2020年4月に葛尾村へ移住し、地域おこし協力隊として活動をスタート。イベントの企画や、補助金の申請などの事務仕事、関係者との連絡調整など、多方面の人と連携しながら、葛尾村に勢いを生んでいる。




通り過ぎるだけだったんですよ。
高校生のときから、ゆくゆくは震災の支援活動に携わるような仕事をしたいなって思ってたんです。「がれきに花を咲かせようプロジェクト」という震災ボランティアに取り組んだのがきっかけで。葛尾村との接点ができたのは、大学生のときかな。葛尾村の隣にある田村市都路町で、避難された方のコミュニティづくりに携わっていて、何度も葛尾村を通っていたんですよね。葛尾村には行ったことなかったけど、「どんな場所なのかな?」って、気になってはいて。「今まで携わったことのない場所で活動してみたい!」って思ったのと、ちょうど地域おこし協力隊の募集が出ていて、思い切って応募してみました。

2020年4月、葛尾村での新生活がはじまって、「葛尾むらづくり公社」のスタッフとして働きはじめました。仕事内容は…イベントを企画したり、補助金の申請や報告書をつくったり。事務仕事も、関係者との連携・統括も、いろいろやってます。どの仕事も印象深いけど、たとえば2021年7月に開催した「あぜりあ市」。村内外の事業者さんにご協力いただいて、マルシェを開きました。わたしが移住したのはちょうどコロナ禍に突入した時期だったから、村のイベントやお祭りが次々に中止になってしまってさみしかったけど…どうにか開催することができてよかった〜!
あとは、移住者を対象にした野菜づくりワークショップとかも。葛尾村って、農家さんをはじめお野菜をつくるのがとても上手な人が多いんです。農業や畑をやってみたいという人のために、野菜づくりのプロから学べる場をつくったりしています。


まるごと家族みたい。
みんないい人なんですよね〜。ここには400人くらいの人が暮らしているんですが、それくらいの人数だとみんな顔見知り(笑)。地元の方のおうちを訪問してお話をする「地区活動」っていうのがあるんですけど、みなさんすごく親しみやすくて、わたしのことも気にかけてくれるし。
村の人とお話するときは、相手のテンポ感や話し方に合わせるようにしています。そのほうが、相手も話しやすいかなって。だから、方言で話す方には、わたしもなるべく方言を使って話すようにしています。おかげで、周りの人から見るとわたしはすごくなまってるらしい(笑)。
「葛尾むらづくり公社」の職場の雰囲気も、すごく居心地いいんですよね〜。初めて就いた職場なので、ほかと比較できないけど、仕事のストレスがない。家族みたいな職場だなって思います。だからといってお互いの距離が近すぎるのではなく、「今はそっとしておいたほうがいいんだろうな」ってときはそっとしてくれるし(笑)、相手のことをよく見ているな〜って。


石井食堂でお惣菜を買うか、
たまに、手づくり弁当。
今日は豆腐ハンバーグつくってみた!


今日のお昼は、お弁当!昨日の晩に仕込んで、今朝慌てて詰めてきたやつ(笑)。メニューは、卵焼き、ミニトマト、豆腐ハンバーグ、きのこの炊き込みごはん。お味は…ん〜、ちょっとしょっぱかったかな?(笑)お弁当をつくるのは、実は月1回くらいで、「石井食堂」のお弁当を買ってくることがほとんど。石井食堂は、私が働いている「葛尾村復興交流館あぜりあ」から、5分くらい歩いたところにあるんですけど。

葛尾でごはんを食べるなら、まずは石井食堂をおすすめするくらい、地元民にも大人気の食堂。初めて行く人はびっくりすると思うけど、盛られてくる料理の量がすごくて…!わたしはいつも、日替わり弁当を買って「あぜりあ」で食べることがほとんどなんですけど、お弁当のおかずも量がもりっもりで、食べごたえバツグンです。なのにワンコインって、良心的すぎ!

仕事帰りにも石井食堂に寄って、晩ごはんの食材を買うこともあります。刺身の盛り合わせとかすごいボリュームでめっちゃ安いんですよ。見つけたら買いです!おすすめです。あとは田村市まで車を走らせて、ドライブがてら食材を調達しに行ったり。


ある日の1日の過ごし方
- 6:00
- 起床〜準備
- 8:10
- 出勤/メール確認
- 8:30
- 朝のミーティング/開館準備
- 9:00
- 開館/事務仕事/外回り
- 12:00
- お昼ご飯
- 17:15
- 終業/帰宅
- 18:00
- 夕飯
- 19:00
- Netflixタイム
- 21:00
- お風呂
- 22:00
- 就寝

[2022年1月取材]